ジャパンキャンサーフォーラム2023に登壇いたしました。
https://www.japancancerforum.jp/
テーマは「がんと生活」でした。
私が運営しているNPO法人がんと暮らしを考える会と訪問看護の経験から、がん患者さんの経済面・社会面を含めた生活上の困りごとについて参加者のみなさんと話をしました。
がんと生活に関するテーマは5つ。
①子どもの教育費について
②住宅購入について
③一人暮らしについて
④親の介護について
⑤治療が落ち着いたあとの生活について
景気・雇用が変わると患者さんの労働環境やご家族の労働環境も変わります。
COVID-19によってオンラインで仕事ができるようになると、患者さんは通勤せずに勤務することができるようになりました。ご家族の中にはオンラインで仕事をすることで、自宅療養中の患者さんと過ごす時間が長くなったケースもあり、「社会の変化」によってがん患者さんにも様々な影響がありました。
核家族社会から現代は個人社会に変化していることもあり、患者さんも一人暮らしを続けながら通院治療を行っていたり、親の支援や介護を続けながら闘病生活を続けているケースもたくさんあります。
登壇しておきながら、コトの根深さを再認識していました。
そして、がん患者支援を行う訪問看護師ができることは、もっと明確にする必要も感じました。